エコな江戸の町へタイムスリップ!
深川江戸資料館へ行ってみよう
みるです。今回は東京・深川にある深川江戸資料館を訪問しました。
江戸時代終わりごろの深川の町をリアルに再現した、体験型の施設だよ。

上から見た展示室の全景。建物は当時と同じ建材と工法で建てられています
まるでタイムスリップしたよう!
当時の深川は米問屋や材木問屋が建ち並び、俳句で有名な松尾芭蕉や日本地図を作った伊能忠敬らも過ごした下町情緒あふれるエリアなんだって。
施設に入ると、ニワトリの鳴き声や鐘の音などが聞こえ、まるで江戸の町にタイムスリップしたかのよう。展示室は三つのエリアに分かれていて、入ってすぐの「表通り」には、八百屋さん、お米屋さんなど商店が並んでいるよ。お米屋さんでは「唐臼」という、足踏み式の精米機があって実際に体験もできるよ。
次の「掘割」エリアでは、舟や船宿の他、立派な「火の見櫓」もあるよ。江戸の町は建物が密集しているから火事が一番の悩み事で、火事があると番人がやぐらに上り鐘を鳴らして避難を呼びかけ、建物は壊して延焼を防いだんだって。

火事の時に番人が上って知らせる「火の見櫓」

長屋の内部。船宿の船頭で、部屋には漁に使う道具などがあります
江戸はとてもエコな町だった
最後は「長屋」エリア。長屋とは、一軒の細長い家を壁で仕切った集合住宅のことで、一家族は6畳一間と土間だけ。けんかやいびきの音も丸聞こえだったんだって! ちょっと恥ずかしいかな? トイレは共同で、お風呂はなく、銭湯に行くよ。食事の時はテーブルではなく、「箱膳」という食器の入った箱を一人ずつ持って、中のお茶わんやお箸を取り出してふたを返してテーブル代わりに使っていたんだって。
町全体はゴミが全然落ちていなくてとてもキレイ。お茶わんが割れたら職人が修理したり、生ゴミを肥料に活用したり、服の端切れは草履やオムツに再利用したりしていたから、捨てるモノがなかったんだって。江戸の町は狭いながらもみんなが工夫を凝らして快適に過ごす、とってもエコな町だったんだね!

長屋の一室。あさりやしじみなど貝類の販売業者で、商売道具も置かれています
これを調べてみよう!
答えは、このページのどこかに隠れているよ。探してみよう。
Q お米屋さんの精米機は「○○」。
Q 町の人たちの一番の悩みは「○○」。
Q 町にゴミが全然落ちていなくてキレイな理由は?
見学データ
- 住所…東京都江東区白河1-3-28
- 電話番号…03-3630-8625
- アクセス…東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」徒歩3分
- 開館時間…9:30~17:00(最終入館は16:30)
- 休館日…第2・第4月曜日(祝日の場合は開館)
- 入館料…大人400円・小中高生など50円
※社会状況により開館時間や展示内容は変更になる場合もあります。
深川江戸資料館ホームページ https://www.kcf.or.jp/fukagawa/