被災地のジオラマを歩きながら防災を学ぶ 「そなエリア東京」
いつどこで起きるか分からない地震。「そなエリア東京」では、被災地のジオラマを歩きながら、地震が起きたときにどう生きのびるか学ぶツアーに参加できます。どんな施設なのか、体験してきました。

「そなエリア東京」の外観
◆エレベーターの中で地震が起きたら?
「そなエリア東京」は、関東で大きな地震が起きたとき、警察や消防が集まって、情報収集をする「緊急災害現地対策本部」として使われるんだって。普段は誰でも訪れて、防災を勉強することができます。
一番の見どころは、「東京直下72h (アワー) TOUR (ツアー)」。ショッピングセンターのエレベーターに乗っていたら、大きな地震が起きる――という設定です。
一人1台ずつタブレットを渡されて、エレベーターに乗るところから、ツアーは始まります。突然ガタガタと揺れはじめ、電気が消えてしまいました。ここでタブレットには、2択のクイズが。「A:すべての階のボタンを押す?」それとも「B:あわてずじっとしている?」。
迷ってしまうけれど、正解はA。閉じ込められないようにすぐに押して、とまった階で脱出します。
◆普段からの対策が大切
その後、薄暗い従業員通路を通って建物の外に出ることができました。すると、地震で変わり果てた街のジオラマが登場。電柱が倒れ、コンビニの中も商品がぐちゃぐちゃ。あちこちで火事が起きています。

被災地のジオラマ(提供:国営東京臨海広域防災公園)

被災地のジオラマ
二つの家が並んでいたので、窓をのぞいてみました。一つは部屋中の棚が倒れ、ここで寝ていたら、下敷きになってしまいそう。一方、もう一つの家は、つっぱり棒や金具で家具を固定していたので、被害はほとんどありませんでした。
街中を抜けて一時的に身を寄せる「避難場所」エリアに到着しました。ここで、大きなモニターにクイズが映し出されます。みんなは「災害用伝言ダイヤル」を知っている? 災害のとき、電話をかけると、声でメッセージが残せます。では、電話番号は分かるかな(正解は「見学データ」にあります)。体験できる日もあるので、試しておくと安心です。

避難場所エリア
◆お互い声をかけあおう
最後は、避難所などを再現したエリア。さまざまな困りごとを抱えた被災者のパネルが置いてあります。掲示物が読めない外国人、膝が痛いのに和式トイレしかなくて困る高齢者……。
避難所にはいろいろな立場の人が集まるので、「思いやりをもって声をかけあいたいな」と考えながら、ツアーは終了しました。
◆趣味のグッズも役立つ
2階には、防災グッズを紹介するコーナーもあります。意外なものが活用できると知ってびっくり! たとえば目に砂ぼこりが入らないように、水泳のゴーグルが使えます。身の周りのものが、地震の時に役に立たないか考えてみるといいね。
「そなエリア東京」は地震を自分事ととらえ、家庭の備えを見直せる学びがつまった施設でした。

◇◆見学データ◇◆
- 住所:東京都江東区有明3-8-35
- アクセス:ゆりかもめ有明駅から徒歩2分
- 営業時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
- 休館日:毎週月曜日、第2火曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始、臨時休館日
- 入館料:無料
- 「そなエリア東京」ホームページはこちら
※「災害用伝言ダイヤル」の電話番号は「171」。あの人「いない (171)」で覚えるのがおすすめです。

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