お正月にケーキ? 世界のお正月料理を調べてみよう
日本ではお正月におせち料理やお雑煮を食べる習慣がありますが、海外の国ではお正月にどのような料理を食べているのでしょう。食品会社「エスビー食品」で、世界各地のスパイスやハーブの魅力を紹介している磯部友美さんに、各国の料理やとくちょうを聞きました。(写真はいずれも同社提供)
アジアの縁起の良い食べ物

水ギョーザ
アジアの中では、中華系の国や地域で「春節」と呼ばれる旧正月(旧暦の新年)を盛大にお祝いする習慣があります。時期は日本のお正月より遅く、1月下旬から2月上旬で、毎年変わります。この時期に食べる伝統料理があります。中国では水ギョーザが代表的で、家族みんなで作ってお祝いします。
ほかには「年糕」と呼ばれるおもちがあります。練って作るのがとくちょうで「大根餅」などが有名です。「糕」は「高」と同じ発音「ガオ」で「上昇する」という意味があります。「この1年で成長するように」という願いが込められ、縁起の良い食べ物と言われています。

魚生
シンガポールでは、同じく旧正月に食べる「魚生」があります。シンガポールのサラダで、1960年代に考案され、マレーシアや香港にも広まっています。華やかでいろどりもあり、使う食材には意味があります。「ワンタンの皮は金運アップ」などです。日本のおせち料理と似ています。
食べ方が独特で、お皿をかこんでみんなでいっせいに「ローヘイ!」と言いながら具材をおはしで高く持ち上げて新年の願い事を唱えて、下に落とします。その動作が、漁師が魚の入った網を引き上げるのに似ていることから、お金をかせいでお金持ちになるように、という願いが込められているそうです。
ヨーロッパではケーキも

ガレット・デ・ロワ
ヨーロッパでは、フランスの「ガレット・デ・ロワ」というパイケーキがあります。フランスでは、毎年1月6日がキリスト教の「公現祭」(イエス・キリストがおおやけに世に現れたことを祝う日)となっていて、そのお祝いの時に出される料理です。今では1月中にみんなで食べるケーキとして定番になっています。
ケーキの中に「フェーブ」と呼ばれる小さな陶器の人形がかくれています。ケーキを切り分け、その人形の入ったケーキを食べた人は幸せな1年を送れる、という言い伝えがあります。フェーブを当てた人は、その日一日、紙でできた王冠をかぶって過ごします。

レンティッキエ
イタリアでは「レンティッキエ」という、レンズ豆とソーセージを香味野菜やハーブとともに煮こんだ料理を食べます。レンズ豆は丸くて平べったく、コインの形に似ているので「金運がアップする」と言われています。日本の年越しそばと同じく、日付が変わるころに食べます。料理自体はふだんもよく食べる家庭料理ですが、この日はソーセージを大きくするなど華やかな一皿にします。
紹介した料理のレシピは同社レシピサイトで公開中。
磯部 友美(いそべ・ゆみ) 神奈川県出身。エスビー食品株式会社の広報・IR室所属。スパイスやハーブの世界の楽しさを広める「スパイス&ハーブマスター」として、イベントの講師やメニュー提案などを通して、スパイスやハーブの魅力を紹介している。
磯部 友美(いそべ・ゆみ) 神奈川県出身。エスビー食品株式会社の広報・IR室所属。スパイスやハーブの世界の楽しさを広める「スパイス&ハーブマスター」として、イベントの講師やメニュー提案などを通して、スパイスやハーブの魅力を紹介している。
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