ごみ分別、沿線に呼びかけ ラッピング列車運行へ 茨城の小6がデザイン

ラッピングのデザインをプレゼンする児童=茨城県守谷市の市立黒内小学校で11月19日
小6がデザイン 処理場火災きっかけに
茨城県守谷市など4市のごみを処理する常総環境センター(守谷市)で2024年12月、不燃ごみ処理設備で火災が発生し、今も4市の不燃ごみが処理できなくなっています。この火災事故を受け、ごみ分別を呼びかけるラッピング列車が、茨城県を走る私鉄・関東鉄道常総線にお目見えします。デザインを作製した守谷市立黒内小学校の児童から提案を受けた関東鉄道側が、実現を約束しました。
常総環境センターの火災事故は、不燃ごみにリチウムイオン電池が混入したことが原因と推定されています。復旧は27年8月までかかり、そのための費用は少なくとも約40億円に上ります。
黒内小6年4組の児童は、7月から総合的な学習の時間を使い、この問題をどうやって解決できるか、さまざまなアイデアを出し合って検討してきました。ごみの分別を呼びかけるポスターやチラシ、動画などの製作に加え、関東鉄道の協力を得てラッピング列車を走らせるアイデアが児童から出たといいます。
児童らは、生成AI(人工知能)や画像編集ソフトなどを駆使してデザインを作製しました。ラッピング列車は緑と青のグラデーションで「常総環境センターを救え!」「あなたの捨て方で未来が変わる」など、児童が考えた力強いメッセージが描かれています。
11月19日には、黒内小体育館に松丸修久市長や関東鉄道の登嶋進社長を招き、6年4組の全児童32人によるデザインのプレゼンテーションがありました。作製したポスターや動画なども紹介し、ごみの分別をわかりやすく呼びかけるのに工夫した点などをアピールしました。
登嶋社長は「見て読んでもらうにはどうしたらいいかすごく工夫され、熱意や思いが伝わりました。市と連携して進めたい」と応えました。
関東鉄道によると、今回プレゼンされた側面のみのラッピングには、1両あたり約220万円の工事費がかかります。松丸市長は「来年3月までに走らせたい」と意欲を示しており、今後、デザインの詳細や費用の負担を関東鉄道側と話し合って決めます。
プレゼンを行った安田悠登さん(12)は「初めての経験でしたが、ごみの分別に役立ったらいいと思います。デザインが採用された列車に乗ってみたいです」と話しました。【酒造唯】
こども新聞
カメムシの「耳」、卵守る役割 菌育て天敵のハチ防ぐ
防災、絵本で身につけて 福島のイラストレーター・物江さん出版
しごと図鑑「桃太郎電鉄」ゲームプロデューサー
コーヒーかすが動物の寝床に… 埼玉で「SDGzoo」イベント