普段の備えが大事!「ローリングストック法」のススメ!!

地震や異常気象など、突然の災害はいつ発生するか分かりません。
普段から「家の中の安全対策」や、いざという時の「身の守り方」を知っておくことは大事です。


非常食は何日分必要?

NPO法人「プラス・アーツ」理事長永田宏和さん

NPO法人「プラス・アーツ」 理事長永田宏和さん

「生き延びるための準備」として水や食料の非常食を備えておくことも忘れてはいけないよね。そこで今回は、防災を楽しみながら学ぶことができるプログラム、「イザ!カエルキャラバン!」の普及活動を展開しているNPO法人「プラス・アーツ」の理事長、永田宏和さんに、非常食の保管方法について教えてもらいました。

これまで「非常食は3日分」を用意すると言われてきましたが、被害が大きくなった場合に支援物資がすぐに届かないこともあるので、「1週間分以上の備蓄」が必要とも言わわれています。今、注目されている「ローリングストック法」について学びました。

月1回の「非常食の日」

 ローリングストック法ってどうするの?

永田さん 食べながら買い足して、常に家庭に新しい非常食を備蓄し保存する方法のことだよ。非常食といえば、3~5年保存できる缶詰めや乾パンが中心だったけど、うっかりすると、台所や押入れの奥の方にしまったまま賞味期限が過ぎてしまうこともあるよね。

 いざという時に役立たないよね。

永田さん 月に1度、「非常食の日」を決めて、その日に1食分を食べます。食べた分は買い足して補充しておきます。備蓄しておくのは1日3食で4日分の計12食。1年間繰り返せば、1年後にはすべての非常食が新しいものになるよね。賞味期限が1年であれば、普段、日常で食べている多くのレトルト食品なども非常食になります。カセットコンロとボンベも用意しておくと温かくして食べられます。慣れない避難生活の中で、少しでもおいしいものを食べられるということは、とても心強いことだよ。

 さっそく、今日から始めてみます。

永田さん あ、それから、いざ発生した時には、乾物や漬物などの保存食や冷蔵庫の中のものを先に食べることも考えようね。

◆ もしものときに慌てず行動することが大事だよね。非常食を食べる時に、家族で防災について話すきっかけにもなるよね。

 

防災知識を学べる「地震ITSUMOカフェ」では、非常食の試食も行われます

防災知識を学べる「地震ITSUMOカフェ」では、非常食の試食も行われます